第二種電気工事士の筆記試験対策「絶縁電線の許容電流」の計算方法

第二種電気工事士
初めて受ける第二種電気工事士
〜電気が苦手だというあなたへ〜


スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

10.絶縁電線の許容電流の計算方法

♦許容電流の求め方♦

絶縁電線の許容電流の計算

許容電流とは、電線に流しても安全とされる電流値のことです。
許容電流以上の電流を電線に流すと火災の原因になり大変危険なので配線工事をする時は必ず計算してください。

許容電流を求める時に使う絶縁電線の許容電流の値は、単線の場合とより線の場合で異なってきますので気をつけてください。

許容電流を求める手順は、次の通りに行ってください。

  1. 単線は直径、より線は断面積を使って表から絶縁電線の許容電流の値を探します。
  2. 表から電線管に収めた時の電流減少係数を探します。
  3. 探し出したそれぞれの値を掛け合わせます。

許容電流の計算式は次のようになります。

管内に収めた時の許容電流=単線・より線の絶縁電線の許容電流×電流減少係数

電流減少係数とは
導体は、温度が高くなると抵抗率が大きくなる性質があります。
抵抗率が大きくなると電流を通しにくくなるので、電線管に電線やケーブルを入れて配線、電線をシースで覆ったケーブルで配線する時は、安全のことを考えて必ず電線減少係数を絶縁電線の許容電流に掛け合わせて許容電流を減らす計算をしなければいけません。
※電線の本数が多い程、電線に流せる電流は少なくなります。

例えば、絶縁電線の許容電流が27[A]、電流減少係数が0.7であったら、27×0.7=18.9[A]が正しい許容電流であると計算できます。

このように、許容電流を計算する手順は値を探し出して、その値を掛け合わせるだけですので難しくはないと思います。

絶縁電線の許容電流(単線)
単線(直径[mm])許容電流[A]
1.627
2.035
2.648
3.262
絶縁電線の許容電流(より線)
より線(断面積[mm2])許容電流[A]
2.027
3.537
5.549
8.061
1488
22115
コードの許容電流
導体(断面積[mm2])許容電流[A]
0.757
1.2512
217
3.523
電線を電線管などに収めた時の電流減少係数
管内の電線数電流減少係数
3本以下0.7
4本0.63
5本、6本0.56
スポンサーリンク

絶縁電線の許容電流の問題を解いてみよう

♦問題1♦

電線管(PF管)に直径1.6mmの600Vビニル絶縁電線(銅導体)3本を収めた場合、電線1本当たりの許容電流はいくらか?
ただし、周囲温度は30℃以下とする。

考え方:まず上の表から、電線(単線)の時の許容電流と電線管などに収めた時の電流減少係数を探しましょう。

が見つかりましたね。

許容電流と電流減少係数が見つかったら、その値を掛け合わせれば答えが出ます。
※管内に電線を収めて配線する時は、必ず電流減少係数を掛け合わせてください。

答え:管内に収めた時の電線許容電流=27×0.7=18.9[A]

♦問題2♦

断面積5.5mm2の600Vビニル絶縁電線(銅導体)4本を合成樹脂電線管に収めた場合、電線1本当たりの許容電流はいくらか?
ただし、周囲温度は30℃以下とする。

考え方:まず上の表から、電線(より線)の時の許容電流と電線管などに収めた時の電流減少係数を探しましょう。

が見つかりましたね。

許容電流と電流減少係数が見つかったら、その値を掛け合わせれば答えが出ます。
※管内に電線を収めて配線する時は、必ず電流減少係数を掛け合わせてください。

答え:管内に収めた時の電線許容電流=49×0.63=30.87[A]

♦問題3♦

600Vビニル絶縁シースケーブル平形(VVF)、直径2mm、3心の許容電流はいくらか?
ただし、周囲温度は30℃以下とする。

考え方:まず上の表から、電線(単線)の時の許容電流と電線管などに収めた時の電流減少係数を探しましょう。

が見つかりましたね。

許容電流と電流減少係数が見つかったら、その値を掛け合わせれば答えが出ます。
※ケーブルを電線管に収めていませんが、ケーブルは電線を収めて作られているので電流減少係数も忘れずに掛け合わせましょう。

答え:VVFの電線許容電流=35×0.7=24.5[A]

♦独学の方への試験勉強の提案♦

第二種電気工事士の試験勉強を独学で始めるには何を用意すればいいのかな?とお悩みの方は、筆記・技能試験対策に使う おすすめの参考書・過去問題集おすすめの工具・練習材料 のページで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

♦基本公式と計算問題の関連ページ♦

トップページへ戻る
スポンサーリンク

Copyright (c) 2011 初めて受ける第二種電気工事士 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system