第二種電気工事士の筆記試験対策「合成樹脂管工事の接地工事や施工場所」などの説明

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3.合成樹脂管工事の概要と接地工事・施工場所

♦合成樹脂管工事について♦

合成樹脂管工事で使用してもよい低圧屋内配線の電線は金属管工事の時と同じように、屋外用ビニル絶縁電線(OW)を除く絶縁電線で、より線又は直径3.2mm(アルミ線は4mm)以下の単線であることとされています。

合成樹脂管工事で使用する電線管の種類は、硬質ビニル電線管(VE管)、可とう性があるPF管やCD管です。
但し、CD管は自己消火性がない素材でできているので、直接コンクリートに埋め込むか、専用の不燃性又は自消性のある難燃性の管又はダクトに収めて施設しなければいけません。

合成樹脂管どうしを連結させたり、合成樹脂管の途中に接続点を設けて合成樹脂管を分岐させたりする時は、カップリング、ボックスコネクタ、ロックナット、アウトレットボックスなどの付属品を使います。
※VE管・PF管それぞれの合成樹脂管に適合した付属品が用意されているので電気工事を行う時は間違えないようにしてください。

また、VE管どうしを接続する時はカップリングを使用するのが一般的ですが、VE管をカップリングに差し込む深さは接着剤を使うか使わないかで次のように異なります。

合成樹脂管を曲げる時はトーチランプを使って行います。曲げ半径(屈曲部の内側の半径)が決まっており、管の内径の6倍以上となるように曲げてください。また、合成樹脂管を支持する支持点間の距離は1.5m以下です。

合成樹脂管を造営材などに据え付けたら合成樹脂管に電線を収めて配線を行っていきますが、合成樹脂管の中に電線の接続点を設けることは許されていませんので、電線を接続する時は必ずボックスを設けてその中で行うようにしてください。

♦合成樹脂管の接地工事について♦

合成樹脂管の接地工事を表にまとめると次のようになります。

合成樹脂管の接地工事の表
工事の名称使用電圧
300V以下300V超
合成樹脂管工事D種接地工事
(条件付きで省略可能)
C種接地工事
(条件付きでD種へ緩和)

接地工事を行う時は、基本的には、合成樹脂管を金属製のボックスに接続して使用する場合と粉じん防爆型フレキシブルフィッチングを使用する場合で、低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の時は、ボックス又は粉じん防爆型フレキシブルフィッチングにD種接地工事を、300Vを超える時はC種接地工事を施すことになっています。しかし、使用電圧が300V以下で次の条件に該当する場合は接地工事を省略することができます。

その他では、低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超えるは時は、ボックス又は粉じん防爆型フレキシブルフィッチングにC種接地工事を施しますが、接触防護措置を施す場合はD種接地工事でも行えます。

合成樹脂管工事は、合成樹脂管や合成樹脂製の付属品なら電気絶縁性はいいので接地工事は必要ありませんが、金属製のボックスや粉じん防爆型フレキシブルフィッチングを使う時は接地工事を施さなければいけません。

金属製のものは電気を流す材質なので漏電などにより金属製のボックスなどに電気が流れて人が感電したり火災事故が起きないようにする為に、接地工事を行い地中に埋めた接地極に電気を流す対策を施しましょう。

♦合成樹脂管工事の施設場所について♦

合成樹脂管工事が施設できる場所を表にまとめると次のようになります。

合成樹脂管工事の施設場所の表
工事の名称展開した場所点検できる隠ぺい場所点検できない隠ぺい場所
乾燥湿気と水気乾燥湿気と水気乾燥湿気と水気
合成樹脂管工事

※湿気の多い場所や水気のある場所に施設する場合は防湿装置を施してください。

このように、合成樹脂管工事(CD管を除く)を行ってもよい場所は、乾燥した場所、湿気が多く水気がある場所を問わず展開した場所、点検できる隠ぺい場所、点検できない隠ぺい場所に施工できます。

♦合成樹脂管工事の施設場所(特殊な場所)について♦

合成樹脂管工事では、上記の一般的な施工場所以外でも、次のような特殊な場所で施工してもよいとされています。

合成樹脂管工事が施設できる特殊な場所を表にまとめると次のようになります。

合成樹脂管工事の特殊な施設場所の表
工事の名称爆燃性粉じんがある場所可燃性粉じんがある場所その他の粉じんがある場所可燃性のガス又は引火性物質がある場所危険物を製造し又は貯蔵する場所
合成樹脂管工事×条件付きで可能×条件付きで可能

このように、合成樹脂管工事は爆燃性粉じんや可燃性のガス又は引火性物質がある場所以外なら施工することができると覚えておきましょう。

このページは、電気設備の技術基準の解釈の第158条(合成樹脂管工事)などの内容を第二種電気工事士の筆記試験の勉強が少しでもはかどるようにわかりやすくまとめたものです。
合成樹脂管工事についてさらに詳しく知りたい方は、電気設備の技術基準の解釈に記載されているので目を通してください。

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合成樹脂管工事の問題を解いてみよう

♦問題1♦

次のそれぞれの記述は、合成樹脂管工事での正しい施工方法であるか答えよ。

考え方:合成樹脂管工事では、絶縁電線を合成樹脂管の中へ収めなければいけません。
また、電線を接続する時はボックスを設けてその中で行うこと、合成樹脂管の支持点間は1.5m以下にすること、曲げ半径は管の内径の6倍以上で曲げることとなっています。

答え:
イ.正しい
ロ.正しい
ハ.正しい
二.正しい

♦問題2♦

次のそれぞれの記述は、合成樹脂管工事が行える場所として正しいか答えよ。但し、合成樹脂管は厚さ2mm以上で防湿装置を施すものとする。

考え方:合成樹脂管工事は、特殊な場所では制限がありますが、一般的な場所ではどこでも施工できます。

答え:
イ.正しい
ロ.正しい
ハ.正しい
二.正しい

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