第二種電気工事士の筆記試験対策「電線管の種類と特徴」の説明
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2.電気工事で使う電線管の種類と特徴

♦電線を収める電線管について♦

電線管を使う主な目的は、電線やケーブルの被覆や線芯に傷が付かないように保護する為です。

電線やケーブルを電線管に収めずに露出して配線すると何かの拍子(ねずみが電線をかじるなど)で外部から電線にダメージが加わると何もしていないのにブレーカーが落ちるといったトラブルが発生することもあります。そして、電線が損傷していることに気付かずに電気を使っていると最悪の場合では火災の原因にもなりかねません。

電線管を使うメリットは電線やケーブルの損傷を防ぐ他にも、大規模な隠ぺい配線がしてある場合では万が一トラブルが起きても電線やケーブルの取り出しがしやすいので後々のメンテナンス性が良いという特徴もあります。

一般的に電気工事で屋内・屋外問わず使われている電線やケーブルを収める電線管は金属管ですが、その他にも、金属製可とう電線管、合成樹脂製電線管、合成樹脂製可とう電線管という種類の電線管もあります。

このように、電気工事を行う時に使用する電線管はいろいろな種類があります。それぞれの用途に合わせて、適切な電線管を使えるようにしましょう。

ここでは、金属管、金属製可とう電線管、合成樹脂製電線管、合成樹脂製可とう電線管にいて説明します。

♦金属管の種類と特徴♦

金属管は、薄鋼電線管(うすこう)、厚鋼電線管(あつこう)、ねじなし電線管の3種類があります。

3種類の金属管ともに材質が金属なので衝撃に強いという特徴があります。

金属管を曲げる時は、パイプベンダーという道具を使います。

薄鋼電線管
薄鋼電線管は、別の言い方をするとC管ともいわれており、ねじを切って管やボックスと接続するタイプの電線管です。
薄鋼電線管は、厚鋼電線管よりも重量が軽いのが特徴で、ねじなし電線管と同じように一般的に広く使われている電線管です。
管を途中で切断してねじ山を作りたい時は、ねじ切り機を使ってねじ山を作ります。
厚鋼電線管
厚鋼電線管は、別の言い方をするとG管ともいわれており、ねじを切って管やボックスと接続するタイプの電線管です。
厚鋼電線管は、薄鋼電線管よりも重量が重たいのが特徴で、屋外用の電線管として使われることが多いです。
管を途中で切断してねじ山を作りたい時は、ねじ切り機を使ってねじ山を作ります。
ねじなし電線管
ねじなし電線管は、別の言い方をするとE管ともいわれており、ねじを切らずに使うタイプの電線管です。
ねじなし電線管は、薄鋼電線管と同じように一般的に広く使われている電線管です。

♦金属製可とう電線管の種類と特徴♦

金属製可とう電線管は、手で容易に自由自在に曲げることができる電線管なので施工しやすいのが特徴です。

電気工事で電線を収めて使われる金属製可とう電線管は、2種金属製可とう電線管(F2管)といわれるものです。
※プリカチューブともいわれます。

金属製可とう電線管の種類は、普通の金属製可とう電線管とビニル被覆の金属製可とう電線管があります。

普通の金属製可とう電線管は表面が亜鉛メッキ鋼板で覆われていますが、ビニル被覆の金属製可とう電線管は亜鉛メッキ鋼板の表面をさらに樹脂で覆って耐食性、耐水性が増した作りになっています。

♦合成樹脂製電線管の特徴♦

合成樹脂製電線管は、主に、硬質ビニル電線管といわれているものです。

硬質ビニル電線管は、別の言い方をするとVE管ともいわれており、材質は硬質塩化ビニルを使っています。

硬質ビニル電線管は、金属管と比べるとかなり軽量で電気絶縁性がよく錆びないので作業性はいいですが、機械的強度が弱いことや太陽の光(紫外線)に弱く経年劣化して割れるというデメリットがあるので屋内や地中埋設用として使います。

硬質ビニル電線管を曲げるには、トーチランプで熱を加えないといけないので金属管をパイプベンダーで加工するよりも手間がかかります。

♦合成樹脂製可とう電線管の種類と特徴♦

合成樹脂製可とう電線管は、手で簡単に曲げることができ、重さが軽くナイフで切ることができる電線管なので多くの場所で使われています。

電気工事で使う合成樹脂製可とう電線管の種類は、CD管とPF管の2種類が一般的です。

CD管とPF管の一番大きな違いはというと、自己消火性があるかないかです。CD管は自己消火性がなく、PF管は自己消火性があります。
※自己消火性とは周りに火があると管は燃え続けてしまいますが、周りの火を取り除くと管単独では燃えない性質のこと。

ですので、CD管は自己消火性がないのでコンクリートへの埋め込み時に、PF管は自己消火性があるので隠ぺい配管や露出配管時に使用します。

CD管とPF管の判別の方法ですが、CD管はオレンジ色、PF管はそれ以外の色で作られているので、製品の色を見ればすぐに判別できます。

その他では、管を地中に埋設する時は地中埋設用の波付硬質ポリエチレン管(FEP管)を使うことが一般的です。電線を通す為のワイヤーがあらかじめ管の中に通してあるので電線を引く作業がしやすいです。

♦電線管の付属品♦

電線管は単独では使わず必ず付属品と一緒に使います。

電線管を施工する時は、管どうしをつなぎ合わせるもの、電線を接続する為のボックス、管を固定する為のものが必要になるので、それらの目的を満たす付属品を適切に使って施工していかなくてはいけません。

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♦電線管の種類の問題を解いてみよう♦

♦問題1

金属製の管と合成樹脂製の管を比較した時の合成樹脂製の管の特徴として次の記述はそれぞれ正しいか答えよ。

考え方:合成樹脂製の管は、絶縁性が良い、腐食しない、軽量といった特徴があります。

答え:
イ.正しい
ロ.正しい
ハ.正しい
ニ.正しい

♦問題2

次の中で電線やケーブルを収める金属製の電線管に分類されるのはどれか?1つ選べ。

考え方:PF管とCD管は合成樹脂製可とう電線管、E管は金属製のねじなし電線管、VE管は硬質ビニル管のことです。
金属製の電線管と合成樹脂製の電線管の記号を覚えましょう。

答え: ロ

♦問題3

次の中で電線やケーブルを収める合成樹脂製の電線管はどれか?1つ選べ。

考え方:Cは薄鋼電線管、Gは厚鋼電線管、Eはねじなし電線管のことで、3つすべて金属製の電線管のことです。FEP管は波付硬質ポリエチレン管といい合成樹脂製の可とう電線管です。
金属製の電線管と合成樹脂製の電線管の記号を覚えましょう。

答え: ニ

♦問題4

金属管工事で使うブッシングの役割はどれか?(2つ答えよ)

考え方:ブッシングの役割は、絶縁と電線の被覆の損傷を防ぐ為です。

答え: イ、ロ

♦独学の方への試験勉強の提案♦

第二種電気工事士の試験勉強を独学で始めるには何を用意すればいいのかな?とお悩みの方は、筆記・技能試験対策に使う おすすめの参考書・過去問題集おすすめの工具・練習材料 のページで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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