平成27年度(下期)の計算問題の解き方と解答(第二種電気工事士筆記試験の過去問題)

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12.平成27年度(下期)の筆記試験問題の解答

平成27年の下期に実施された第二種電気工事士の筆記試験問題の解答を載せています。

また、電気理論の計算問題の答えを導き出す途中式の解説をしていますので計算問題の対策時に活用してみてください。

平成27年度の問題は、一般財団法人電気技術者試験センターのホームページからダウンロードすることができます。

このページの目次

平成27年度(下期)の筆記試験の解答

平成27年度(下期)の第二種電気工事士の筆記試験の全問題の解答です。

筆記試験日:平成27年10月3日(土)

平成27年度(下期)の筆記試験の解答
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10
問11問12問13問14問15問16問17問18問19問20
問21問22問23問24問25問26問27問28問29問30
問31問32問33問34問35問36問37問38問39問40
問41問42問43問44問45問46問47問48問49問50
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計算問題の解き方と解答

平成27年度(下期)の第二種電気工事士の筆記試験に出題された計算問題の計算方法と解答を載せておきますので、試験勉強の際に活用してみてください。

問1

スイッチを閉じた時の回路図は、次の図のようになります。

まず、赤丸の中の電圧を計算します。

問1、スイッチを閉じた時の回路図
(問1の答え)赤丸の中の電圧の求め方

よって、並列回路の性質で、端子間a-bにも同じ電圧の値60Vがかかっています。

問2

50Hzを加えたときのリアクタンスを求めます。

(問2途中式)50Hzの時のリアクタンスの求め方

自己インダクタンスを次の式で求めます。

(問2途中式)自己インダクタンスの求め方

60Hzを加えたときのリアクタンスは次のようになります。

(問2途中式)60Hzの時のリアクタンスの求め方

よって、求める電流は次のようになります。

(問2答え)答えとなる電流の求め方

問3

導線の電気抵抗は次の式で求められます。

(問3答え)導線の電気抵抗の求め方

問4

熱量は次の式から求められます。

(問4途中式)熱量の求め方

よって、電力量は次のようになります。

(問4答え)電力量の求め方

問5

1相に加わる電圧は次のようになります。

(問5途中式)1相の電圧の求め方

よって、回路に流れる電流は次のようになります。

(問5答え)回路に流れる電流の求め方

問6

回路全体の電流は20Aなので電圧降下は次のようになります。

(問6途中式)回路の電圧降下の求め方

よって、a-a'間の電圧は次の式で求めることができます。

(問6答え)a-a'間の電圧電圧の求め方

問7

電力損失は次の式で求めることができます。

(問7答え)電力損失の求め方

問8

2.0mmの絶縁電線の許容電流は35Aです。

管内には5本納めるので電流減少係数0.56をかけます。

よって、一本あたりの許容電流は次の式で求められます。

(問8答え)一本あたりの許容電流の求め方

問9

分岐点から過電流遮断器までの距離が10mなので、許容電流は55%以上必要です。

よって、許容電流の最小値は=100×0.55=33[A]

問10

イ.30Aの分岐回路には15Aのコンセントは接続できません。

ロ.20Aの分岐回路には直径2.0mm以上の電線の太さが必要で、20Aのコンセントは接続できます。

ハ.30Aの分岐回路には直径2.6mm以上の電線の太さが必要です。

ニ.20Aの分岐回路には直径2.0mm以上の電線の太さが必要ですし、30Aのコンセントは接続できません。

よって、ロが正解です。

問13

誘導電動機の同期速度を求める時は次の公式を使います。

(問13答え)誘導電動機の同期速度の求め方
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