平成24年度(上期)の計算問題の解き方と解答(第二種電気工事士筆記試験の過去問題)

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5.平成24年度(上期)の筆記試験問題の解答

平成24年の上期に実施された第二種電気工事士の筆記試験問題の解答を載せています。

また、電気理論の計算問題の答えを導き出す途中式の解説をしていますので計算問題の対策時に活用してみてください。

平成24年度の問題は、一般財団法人電気技術者試験センターのホームページからダウンロードすることができます。

このページの目次

平成24年度(上期)の筆記試験の解答

平成24年度(上期)の第二種電気工事士の筆記試験の全問題の解答です。

筆記試験日:平成24年6月3日(日)

平成24年度(上期)の筆記試験の解答
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10
問11問12問13問14問15問16問17問18問19問20
問21問22問23問24問25問26問27問28問29問30
問31問32問33問34問35問36問37問38問39問40
問41問42問43問44問45問46問47問48問49問50
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計算問題の解き方と解答

平成24年度(上期)の第二種電気工事士の筆記試験に出題された計算問題の計算方法と解答を載せておきますので、試験勉強の際に活用してみてください。

問1

右上の3Ωの並列合成抵抗は、

(問1途中式)右上の3Ωの並列合成抵抗の求め方

下の3Ωの直列合成抵抗は、

(問1途中式)下の3Ωの直列合成抵抗の求め方

したがって、ab間の合成抵抗は、

(問1答え)ab間の合成抵抗の求め方

問2

消費電力とは有効電力のことです。リアクタンスの無効電力は関係ありません。

(問2答え)消費電力の求め方

問3

導体の抵抗を求める式を使います。

(問3途中式)導体の抵抗を求める式

したがって、軟銅線の長さは次のようになります。

(問3答え)軟銅線の長さの求め方

問4

まず、熱量を計算します。

(問4途中式)熱量の求め方

したがって、必要な電力量は、

(問4答え)電力量の求め方

問5

消費電力量を求める式は次のようになります。

(問5途中式)消費電力の求め方

消費電力量を求める式をcosθ(力率)を表す式に変形してください。

(問5答え)cosθ(力率)の求め方

問6

断面積5.5mm2の絶縁電線の許容電流は49Aです。

管内には3本納めるので電流減少係数0.70をかけます。

よって、一本あたりの許容電流は次の式で求められます。

(問6答え)許容電流の求め方

問7

導体の抵抗の公式を使います。

(問7途中式)導体の抵抗

電圧を計算する式に代入します。

(問7途中式)電圧を計算する式に代入

したがって、断面積は次のようになります。

(問7答え)断面積の求め方

問8

電力損失は、次の式を使って計算します。

(問8答え)電力損失の求め方

問9

分岐点から7mの位置に過電流遮断器を施設する場合は、定格電流の35%以上必要になります。

したがって、電線の許容電流の最小値は、

(問9答え)電線の許容電流の最小値の求め方

問10

イ.30Aの分岐回路には20Aのコンセントは接続できますが、直径2.6mm以上の電線の太さが必要になります。

ロ.20Aの分岐回路には直径2.6mmの電線の太さで大丈夫ですが、30Aのコンセントは接続できません。

ハ.30Aの分岐回路には断面積5.5mm2(直径2.6mm)の電線の太さで大丈夫ですが、15Aのコンセントは接続できません。

ニ.20Aの分岐回路には直径2.0mmの電線の太さで大丈夫ですし、20Aのコンセントは接続できます。

よって、ニが正解です。

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