測定器(電圧計、電流計、電力計)の接続方法と問題の解き方(第二種電気工事士の筆記試験対策)

第二種電気工事士

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3.測定器の接続方法

第二種電気工事士の筆記試験には、電気測定として、測定器の接続方法の問題が出題されます。

電気工事でよく使う測定器とは、電圧計、電流計、電力計のことです。

測定器の接続方法は、電圧計は負荷と並列に接続、電流計は負荷と直列に接続して使います。

測定器の接続方法の問題は試験に出題される確率は高いので、電圧計、電流計、電力計の接続方法は覚えておいてください。

このページの目次

電圧計、電流計、電力計の接続方法

電気を扱う時は、電気は目に見えないので電気が流れているのか確認する為に測定器を使って計測します。

電気工事をしている時によく使う主な測定器は、電圧計、電流計、電力計の3つです。

  • 電圧計:電圧を測る時に使う計器です
  • 電流計:電流を測る時に使う計器です
  • 電力計:電力を測る時に使う計器です

測定器を回路に接続して使う時は、適切な接続方法で接続しなければ正しく動きません。

それぞれの測定器の接続方法は、負荷と並列に接続するか直列に接続するかの違いがあります。

測定器を正しく動かす為に正しい接続方法を覚えてください。

電圧計の接続方法

電圧計と負荷の接続図

回路図の図記号にVと書いてある記号が電圧計です。電圧計を使う場合は、負荷と並列に接続して使います。

電流計の接続方法

電流計と負荷の接続図

回路図の図記号にAと書いてある記号が電流計です。電流計を使う場合は、負荷と直列に接続して使います。

電力計の接続方法

電力計と負荷の接続図

回路図の図記号にWと書いてある記号が電力計です。電力計を使う場合は、電圧コイルを負荷と並列に、電流コイルは負荷と直列に接続して使います。

なお、電圧計、電流計、電力計の他によく使う測定器で検電器というものがあります。

検電器は電路の充電があるのかないのかを調べる時に使います。

測定器の接続方法の練習問題を解いてみよう

次の測定器の接続方法に関する問題を解いて力をつけてください。

問題1~3のような、測定器はどのように接続すればいいのかの問題はよく出題されますので試験までに必ず解けれるようにしておいてください。

問題1

電圧計を使って回路の電圧を測定したい。電圧計は負荷とどのように接続して使わないといけないか?次の中から1つ選べ。

  • イ.負荷と直列に接続
  • ロ.負荷と並列に接続
  • ハ.負荷の近くならどこでもよい
  • 二.負荷に関係なくどこに接続してもよい

考え方:負荷と並列に接続しなければいけない測定器は電圧計です。

答え: ロ

問題2

電流計を使って回路の電流を測定したい。電流計は負荷とどのように接続して使わないといけないか?次の中から1つ選べ。

  • イ.負荷と直列に接続
  • ロ.負荷と並列に接続
  • ハ.負荷の近くならどこでもよい
  • 二.負荷に関係なくどこに接続してもよい

考え方:負荷と直列に接続しなければいけない測定器は電流計です。

答え: イ

問題3

電力計を使って回路の電力を測定したい。電力計は負荷とどのように接続して使わないといけないか?次の中から1つ選べ。

  • イ.電圧コイルは負荷と並列、電流コイルは負荷と直列
  • ロ.電圧コイルは負荷と直列、電流コイルは負荷と並列
  • ハ.負荷の近くならどこでもよい
  • 二.負荷に関係なくどこに接続してもよい

考え方:電力計は電圧コイルと電流コイルを使います。電圧コイルと電流コイルは電圧計と電流計と同じ接続方法です。

答え: イ

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