平成24年度(下期)の計算問題の解き方と解答(第二種電気工事士筆記試験の過去問題)

第二種電気工事士

初めて受ける第二種電気工事士

~筆記・技能試験対策~電気が苦手というあなたへ~

第二種電気工事士

6.平成24年度(下期)の筆記試験問題の解答

平成24年の下期に実施された第二種電気工事士の筆記試験問題の解答を載せています。

また、電気理論の計算問題の答えを導き出す途中式の解説をしていますので計算問題の対策時に活用してみてください。

平成24年度の問題は、一般財団法人電気技術者試験センターのホームページからダウンロードすることができます。

このページの目次

平成24年度(下期)の筆記試験の解答

平成24年度(下期)の第二種電気工事士の筆記試験の全問題の解答です。

筆記試験日:平成24年10月6日(土)

平成24年度(下期)の筆記試験の解答
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10
問11問12問13問14問15問16問17問18問19問20
問21問22問23問24問25問26問27問28問29問30
問31問32問33問34問35問36問37問38問39問40
問41問42問43問44問45問46問47問48問49問50
スポンサーリンク

計算問題の解き方と解答

平成24年度(下期)の第二種電気工事士の筆記試験に出題された計算問題の計算方法と解答を載せておきますので、試験勉強の際に活用してみてください。

問1

回路全体の抵抗を計算します。

(問1途中式)回路全体の抵抗の求め方

回路全体の抵抗と、それぞれの抵抗を使ってRを求めます。

(問1途中式)抵抗Rの求め方

よって、抵抗Rの消費電力は次のようになります。

(問1答え)抵抗Rの消費電力の求め方

問2

抵抗とインダクタンスのインピーダンスZを計算します。

(問2途中式)インピーダンスの求め方

回路に流れる電流は、

(問2途中式)回路に流れる電流の求め方

8Ωの抵抗に加わる電圧は、

(問2答え)8Ωの抵抗に加わる電圧の求め方

問3

接続点の電力を計算します。

(問3途中式)接続点の電力の求め方

計算した電力を使って熱量を求めます。

(問3答え)熱量の求め方

問4

次の公式を使います。

(問4途中式)有効電力を求める公式

有効電力を求める式を変形して、電流を求める式にして計算します。

(問4答え)回路に流れる電流の求め方

問5

1相に加わる電圧は、

(問5途中式)1相に加わる電圧の求め方

それぞれの20Ωの抵抗に流れる電流は、

(問5答え)回路に流れる電流の求め方

問6

2.0mmの絶縁電線の許容電流は35A、電流減少係数0.7です。

よって、次の式で求められます。

(問6答え)許容電流の求め方

問7

電流は次の公式を変形します。

(問7途中式)電流の求め方

電気抵抗は、電線の抵抗×長さです。

(問7途中式)電気抵抗の求め方

したがって、電圧降下は、

(問7答え)電圧降下の求め方

問8

回路に流れる電流を求めます。

(問8途中式)回路に流れる電流の求め方

ab間の電圧は、電流×ab間の抵抗負荷で計算できます。

(問8答え)ab間の電圧の求め方

問9

電動機の定格電流の合計は、

(問9途中式)電動機の定格電流の求め方

この回路には電熱器は接続されていませんので、電熱器の定格電流の計算は必要ありません。

幹線の許容電流は、次の式で計算します。

(問9答え)許容電流の最小値の求め方

問10

イ.30Aの分岐回路には15Aのコンセントは接続できません。

ロ.20Aの分岐回路には直径2.0mm以上の電線の太さが必要で、20Aのコンセントは接続できます。

ハ.20Aの分岐回路には、20Aのコンセントは接続できます。

ニ.30Aの分岐回路には、30Aのコンセントは接続できます。

よって、イが正解です。

問12

定格電流が30A以下の場合で、定格電流×1.25倍の電流が流れた時は60分、定格電流×2倍の電流が流れた時は2分で配線用遮断器が自動的に動作しなければいけないことになっています。

定格電流20Aの1.25倍は25Aですので、60分が最大の時間となります。

したがって、ハが正解です。

スポンサーリンク
inserted by FC2 system