平成23年度(下期)の計算問題の解き方と解答(第二種電気工事士筆記試験の過去問題)

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4.平成23年度(下期)の筆記試験問題の解答

平成23年の下期に実施された第二種電気工事士の筆記試験問題の解答を載せています。

また、電気理論の計算問題の答えを導き出す途中式の解説をしていますので計算問題の対策時に活用してみてください。

平成23年度の問題は、一般財団法人電気技術者試験センターのホームページからダウンロードすることができます。

このページの目次

平成23年度(下期)の筆記試験の解答

平成23年度(下期)の第二種電気工事士の筆記試験の全問題の解答です。

筆記試験日:平成23年10月1日(土)

平成23年度(下期)の筆記試験の解答
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10
問11問12問13問14問15問16問17問18問19問20
問21問22問23問24問25問26問27問28問29問30
問31問32問33問34問35問36問37問38問39問40
問41問42問43問44問45問46問47問48問49問50
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計算問題の解き方と解答

平成23年度(下期)の第二種電気工事士の筆記試験に出題された計算問題の計算方法と解答を載せておきますので、試験勉強の際に活用してみてください。

問1

次の導体の抵抗を計算する公式から求めましょう。公式を見ると、温度上昇は関係しないことがわかります。

(問1答え)導体の抵抗を計算する公式を見て判断します

問2

計算手順は、

  1. 回路の合成インピーダンスを計算します。
  2. 回路に流れる電流を計算します。
  3. 電流とリアクタンスを使って電圧を計算します。
(問2答え)リアクタンスに加わる電圧の求め方

問3

有効電力を計算する公式を変形して電流を求めます。

(問3途中式)有効電力の公式
(問3答え)有効電力の公式を変形して電流を求める

問4

電圧は次の公式です。

(問4途中式)電圧の求め方

力率を改善すると、(問4途中式)力率を改善するとcosθは1になるになります。

よって、力率改善したときの負荷両端の電圧は、

(問4答え)力率を改善すると電圧は大きくなる

したがって、改善した方が大きくなります。

問5

線間電圧は、次の公式を使います。

(問5答え)線間電圧の求め方

問6

直径2.0mmの絶縁電線の許容電流は35Aです。

管内には5本納めるので電流減少係数0.56をかけます。

よって、一本あたりの許容電流は次の式で求められます。

(問6答え)一本あたりの許容電流の求め方

問7

電線に流れる電流は20Aになります。

電力損失は、次の公式で求めましょう。

(問7答え)電力損失の求め方

問9

電動機の定格電流の合計は、

(問9途中式)電動機の定格電流の合計

電熱器の定格電流の合計は、

(問9途中式)電熱器の定格電流の合計

幹線の許容電流は次の式で求めます。

(問9途中式)幹線の許容電流の求め方

よって、電流の最小値は、

(問9答え)電流の最小値の求め方

問10

定格電流30Aの配線用遮断器での分岐回路では、電線の直径2.6mm(断面積5.5mm2)で配線して20A以上30A以下のコンセントと接続しなければいけません。

よって、断面積5.5mm2とコンセントの記号に20Aと書いてあるイが正解です。

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