平成23年度(上期)の計算問題の解き方と解答(第二種電気工事士筆記試験の過去問題)

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3.平成23年度(上期)の筆記試験問題の解答

平成23年の上期に実施された第二種電気工事士の筆記試験問題の解答を載せています。

また、電気理論の計算問題の答えを導き出す途中式の解説をしていますので計算問題の対策時に活用してみてください。

平成23年度の問題は、一般財団法人電気技術者試験センターのホームページからダウンロードすることができます。

このページの目次

平成23年度(上期)の筆記試験の解答

平成23年度(上期)の第二種電気工事士の筆記試験の全問題の解答です。

筆記試験日:平成23年6月5日(日)

平成23年度(上期)の筆記試験の解答
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10
問11問12問13問14問15問16問17問18問19問20
問21問22問23問24問25問26問27問28問29問30
問31問32問33問34問35問36問37問38問39問40
問41問42問43問44問45問46問47問48問49問50
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計算問題の解き方と解答

平成23年度(上期)の第二種電気工事士の筆記試験に出題された計算問題の計算方法と解答を載せておきますので、試験勉強の際に活用してみてください。

問1

導体の抵抗を計算する公式を使います。

(問1途中式)導体の抵抗の公式

Aの抵抗とBの抵抗の比を計算します。

(問1答え)Aの抵抗とBの抵抗の比を計算

問2

スイッチを閉じると30Ωの抵抗には電流は流れなくなります。
(抵抗が少ない方にたくさん電流が流れようとするため)

回路に流れる電流は、

(問2途中式)回路に流れる電流

よって、端子電圧は、

(問2答え)端子電圧の求め方

問3

1時間あたりの電力量を熱量に変換します。

(問3途中式)1時間あたりの電力量を熱量に変換

発熱量は、次の公式を使って求めます。

(問3答え)発熱量の求め方

問4

力率とはcosθのことです。

回路の合成インピーダンスZを使って計算します。

(問4答え)力率の計算式

問5

断線するとa-c間はRが直列に接続された状態になります。

(問5答え)電流を求める式

問6

直径1.6mm2の絶縁電線の許容電流は27Aです。

管内には4本納めるので電流減少係数0.63をかけます。

よって、一本あたりの許容電流は次の式で求められます。

(問6答え)一本あたりの許容電流の求め方

問7

まず、回路に流れる電流を求めます。

(問7途中式)回路に流れる電流の求め方

次に、電圧降下を求めます。

(問7途中式)電圧降下の求め方

したがって、a-a'間の電圧は、

(問7答え)a-a'間の電圧の求め方

問8

電力損失は、次の公式を使います。

(問8答え)電力損失の求め方

問9

定格電流が30A以下の場合で、定格電流×1.25倍の電流が流れた時は60分、定格電流×2倍の電流が流れた時は2分で配線用遮断器が自動的に動作しなければいけないことになっています。

定格電流20Aの2倍は40Aですので、2分が最大の時間となります。

したがって、ロが正解です。

問10

イ、ロ.20Aの分岐回路には、20A以下のコンセントは接続できます。

ハ、ニ.30Aの分岐回路には15Aのコンセントは接続できません。(20A以上30A以下のコンセントは接続できます。)

よって、ハが正解です。

問13

かご形誘導電動機の同期回転速度は、次の公式を使います。

(問13答え)同期回転速度の求め方
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