第二種電気工事士の筆記試験対策「その他器具・ボックス等の図記号」の説明

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5.その他器具・ボックス等の配線用図記号の基礎知識

電気工事を行う時は設計者が作成した電気図面に描かれている配線用図記号を見て行います。

器具には、電動機・電熱器、ボックスには、プルボックス・ジョイントボックスなど、いろいろな図記号がありますので、各図記号は何を表しているのか名称とその説明を理解してください。

その他器具・ボックス等の図記号は試験に出題される確率は高いのでしっかり覚えてください。

このページの目次

配線用電気図面で使うその他器具・ボックス等の図記号の名称と意味

電気工事はやみくもに行うのではなく、建築の図面に配置された電気設備の図記号に従って工事を行っていくので、その他器具・ボックス等の図記号の名称と意味を理解する必要があります。

ですので、電動機の図記号が図面に書いてあるのに現場で電熱器を設置したなんてことをしてはいけません。

電気工事を間違いなく確実に行うには、電気工事をする作業員は電気設備の図面を設計した人の意図を読み取ることが重要になります。

ここでは、第二種電気工事士の筆記試験や技能試験によく出題される、その他器具・ボックス等の配線用図記号の名称とその説明について簡単にまとめました。

電動機、電熱器、ジョイントボックス、接地極の図記号は試験でよく目にしますので、どの図記号が何を表しているのかしっかり覚えてください。

配線用図記号(その他器具・ボックス)の表
図記号名称・説明
電動機の配線用図記号電動機
説明:電動機は、電気エネルギーを回転運動に変換する機器のことです。一般的には、モーターと呼ばれており、送風機やポンプなどの動力源として使われています。
コンデンサの配線用図記号コンデンサ
説明:コンデンサは、電気エネルギーを蓄えたり、放出したりする機器のことです。電力を扱う場合(強電の場合)では、主に進相コンデンサとして用いて、電動機などのコイル成分による電流の遅れ位相を改善(力率改善)する目的で使われます。
電熱器の配線用図記号電熱器
説明:電熱器は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する機器のことです。電気抵抗が大きい電熱線に電流を流した時のジュール熱を利用して熱を発生させています。
換気扇(壁付)の配線用図記号換気扇
(壁付)
説明:換気扇は、室内の空気を排出して入れ換える時に使います。外形が丸の形の図記号は、壁に取り付けるタイプです。
換気扇(天井付)の配線用図記号換気扇
(天井付)
説明:換気扇は、室内の空気を排出して入れ換える時に使います。外形が四角の形の図記号は、天井に取り付けるタイプです。
ルームエアコン(屋外ユニット)の配線用図記号ルームエアコン
(屋外ユニット)
説明:四角の中にRCと書かれていたらルームエアコンの図記号です。添え字でOと記載されていたらルームエアコンの室外機のことです。エアコンは、室内機と室外機をセットで使います。
ルームエアコン(屋内ユニット)の配線用図記号ルームエアコン
(屋内ユニット)
説明:四角の中にRCと書かれていたらルームエアコンの図記号です。添え字でIと記載されていたらルームエアコンの室内機のことです。エアコンは、室内機と室外機をセットで使います。
ベル変圧器の配線用図記号ベル変圧器
説明:ベルを動作させるために使われる変圧器です。(変圧器とは、電圧を変換するものです。電圧を上昇させる昇圧変圧器と、電圧を下降させる降圧変圧器があります。)
リモコン変圧器の配線用図記号リモコン変圧器
説明:リモコンリレーを動作させるために使われる変圧器です。(変圧器とは、電圧を変換するものです。電圧を上昇させる昇圧変圧器と、電圧を下降させる降圧変圧器があります。)
プルボックスの配線用図記号プルボックス
説明:電線どうしを接続したり分岐させる時は、分岐点にプルボックスを設置して、ボックスの中で電線をつなげて使います。プルボックスは初めから電線やケーブルを通す為の穴が開いておらず必要な大きさの穴を自分で開けなければいけません。材質は、ステンレス製、鉄製、FRP樹脂製があります。
ジョイントボックス(アウトレットボックス)の配線用図記号ジョイントボックス
(アウトレットボックス)
説明:電線どうしを接続したり分岐させる時は、分岐点にジョイントボックス(アウトレットボックス)を設置して、ボックスの中で電線をつなげて使います。ジョイントボックスは初めから電線やケーブルを通す為の穴が開いており(叩けば穴が開く)、材質は、鋼製や樹脂製があります。
VVF用ジョイントボックスの配線用図記号VVF用ジョイントボックス
説明:隠ぺい箇所でVVFケーブルどうしを接続したり分岐させる為のボックスです。VVF用ジョイントボックスの外見は透明のプラスチックのカバーに覆われているのでアウトレットボックスとの違いは一目でわかります。VVF用ジョイントボックスは、VVFケーブル専用なので他の種類のケーブルには使用できません。
接地極の配線用図記号接地極
説明:地面の中に埋め込んである接地板や接地棒のことです。接地には、A種、B種、C種、D種の4種類があります。
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その他器具・ボックス等の図記号の練習問題を解いてみよう

次のその他器具・ボックス等の図記号に関する問題を解いて力をつけてください。

問題1~3のような、その他器具・ボックス等の図記号・添え字を問う問題はよく出題されますので試験までに必ず解けれるようにしておいてください。

問題1

次の図記号の名称は何か答えよ。

電動機の配線用図記号
  • イ.電動機
  • ロ.電熱器
  • ハ.換気扇
  • 二.VVF用ジョイントボックス

考え方:上の配線用図記号(その他器具・ボックス)の表で名称を確認しましょう。丸の中にMと書かれている図記号は電動機です。それぞれの図記号の形状の違いを覚えてください。

答え: イ

問題2

次の図記号はルームエアコンですが、添え字のIは何を意味するのか答えよ。

ルームエアコン(屋内ユニット)の配線用図記号
  • イ.屋外機である
  • ロ.屋内機である
  • ハ.業務用である
  • 二.一般家庭用である

考え方:添え字のIは屋内機のことなので、屋内機と屋外機をセットで使います。

答え: ロ

問題3

VVF用ジョイントボックスとはどのようなボックスのことか次の中から正しい答えを1つ選べ。

  • イ.金属管を接続する為のボックス
  • ロ.合成樹脂管を接続する為のボックス
  • ハ.IV線を接続したり分岐したりする為のボックス
  • 二.隠ぺい箇所でVVFケーブルを接続したり分岐したりする為のボックス

考え方:VVF用ジョイントボックスとは、VVFケーブルを接続・分岐するボックスです。隠ぺい箇所で使用可能です。その他のボックスとしては、プルボックス、アウトレットボックスがあります。上の配線用図記号(その他器具・ボックス)の表で確認してください。

答え: ニ

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