第二種電気工事士の筆記試験対策「開閉器・盤・呼出の図記号」の説明

第二種電気工事士

初めて受ける第二種電気工事士

~筆記・技能試験対策~電気が苦手というあなたへ~

第二種電気工事士

4.開閉器・盤・呼出の配線用図記号の基礎知識

電気工事を行う時は設計者が作成した電気図面に描かれている配線用図記号を見て行います。

開閉器には、配線用遮断器・過負荷保護付漏電遮断器、盤には、配電盤・分電盤など、いろいろな図記号がありますので、各図記号は何を表しているのか名称とその説明を理解してください。

開閉器・盤・呼出の図記号は試験に出題される確率は高いのでしっかり覚えてください。

このページの目次

配線用電気図面で使う開閉器・盤・呼出の図記号の名称と意味

電気工事はやみくもに行うのではなく、建築の図面に配置された電気設備の図記号に従って工事を行っていくので、開閉器・盤・呼出の図記号の名称と意味を理解する必要があります。

なぜならば、配線用遮断器や分電盤などの電気設備に必要な機器を図面に書いてある通りに設置しなければならないからです。

電気工事を間違いなく確実に行うには、電気工事をする作業員が電気設備の図面を設計した設計者の意図を読み取ることが重要になります。

ここでは、第二種電気工事士の筆記試験や技能試験によく出題される、開閉器・盤・呼出等の配線用図記号の名称とその説明について簡単にまとめました。

開閉器、配線用遮断器、配電盤、分電盤の図記号は試験でよく目にしますので、どの図記号が何を表しているのかしっかり覚えてください。

配線用図記号(開閉器・盤・呼出)の表
図記号名称・説明
開閉器の配線用図記号開閉器
説明:四角の中にSと書かれていたら開閉器の図記号です。電気の引き込み口や、電灯や動力などの分岐点に接続して電路の開閉を行う機器です。一般的には、大電力を開閉操作するものを開閉器といいます。
電流計付開閉器の配線用図記号電流計付開閉器
説明:電気の引き込み口や、電灯や動力などの分岐点に接続して電路の開閉を行うものです。一般的には、大電力を開閉操作するものを開閉器といい、開閉器の図記号のSが丸で囲まれてる時は電流計が付いているモデルです。
配線用遮断器の配線用図記号配線用遮断器
説明:電路には、短絡などによって過電流が流れないようにする為に配線用遮断器が設置されています。電路に過電流が流れた時は配線用遮断器によって自動的に電気が流れないように遮断されるので、配線用遮断器より後に接続されている回路(負荷側)は保護されます。
モータブレーカの配線用図記号モータブレーカ
説明:配線用遮断器の図記号に添え字でMと書かれていたらモータブレーカです。モータブレーカは配線用遮断器に分類され、主にモーター(電動機)が故障しないように保護する目的で使われます。
過負荷保護付漏電遮断器の配線用図記号過負荷保護付漏電遮断器
説明:電気機器に異常な電流が流れないようにする機能と、電路のどこからか絶縁不良などで電流が漏れていないかを検知して、漏れていたら回路を開く機能が付いた遮断器です。
フロートスイッチの配線用図記号フロートスイッチ
説明:フロートスイッチは、液面を利用したスイッチのことです。液面に浮きを浮かべて、液面の変動によって電路を閉じたり開いたりする仕組みになっています。
タイムスイッチの配線用図記号タイムスイッチ
説明:あらかじめ設定した時間通りにスイッチをON、OFFするタイマーです。
電力量計の配線用図記号電力量計
(箱入りフード付)
説明:電気機器がどのくらいの量の電力を使用したのか測定する計器です。身近なものでは、みなさんの家庭の電気料金を計算するために使われているお馴染みの電気メーターのことです。
配電盤の配線用図記号配電盤
説明:電柱に配線されている6600Vを低圧に変換する機器や、断路器や遮断器が納められた箱です。一般的にキュービクルと呼ばれている高圧受変電設備の二次側が当てはまります。
分電盤の配線用図記号分電盤
説明:低圧の電気を、電灯やモーターなどの各種電気機器やコンセントなどに割り振るための箱です。一般的には、家の中の玄関の上側の壁などにブレーカー(配線用遮断器や漏電遮断器)が並べて納められている箱が当てはまります。
制御盤の配線用図記号制御盤
説明:エアコン、ポンプ、モーターなどのような電気を使う負荷機器の制御をする為の機器を収納した箱のことです。
壁付押しボタンの配線用図記号壁付押しボタン
説明:壁に取り付ける押しボタンタイプのスイッチです。
ブザーの配線用図記号ブザー
説明:ボタンを押すと音が鳴るスイッチです。ブザーはチャイムとは違い、ブー、ヴーなどのような単調な音がします。
チャイムの配線用図記号チャイム
説明:ボタンを押すと音が鳴るスイッチです。チャイムは、いろいろな音階を使った音(メロディー)がします。
スポンサーリンク

開閉器・盤・呼出の図記号の練習問題を解いてみよう

次の開閉器・盤・呼出の図記号に関する問題を解いて力をつけてください。

問題1~3のような、開閉器の図記号・添え字を問う問題はよく出題されますので試験までに必ず解けれるようにしておいてください。

問題1

次の図記号の名称は何か答えよ。

配線用遮断器の配線用図記号
  • イ.開閉器
  • ロ.配線用遮断器
  • ハ.フロートスイッチ
  • 二.分電盤

考え方:上の配線用図記号(開閉器・盤・呼出)の表で名称を確認しましょう。四角の中にBと書かれている図記号は配線用遮断器です。それぞれの図記号の形状の違いを覚えてください。

答え: ロ

問題2

次の図記号は配線用遮断器ですが、添え字のMは何を意味するのか答えよ。

モータブレーカの配線用図記号
  • イ.モータ(電動機)用の遮断器である
  • ロ.電灯用の遮断器である
  • ハ.電熱器用の遮断器である
  • 二.中容量の遮断器である

考え方:添え字のMは電動機のことなので、電動機を保護する目的で使う配線用遮断器です。

答え: イ

問題3

過負荷保護付漏電遮断器とはどのような遮断器のことか次の中から正しい答えを1つ選べ。

  • イ.設定した時間通りに遮断器を開いたり閉じたりする
  • ロ.設定した電力量を超えたら遮断器を開く
  • ハ.電気料金が先月よりも高くなると音で知らせてくれる遮断器
  • 二.電流が漏れていたら遮断器を開く

考え方:過負荷保護付漏電遮断器とは、電路のどこかで漏電(電流が漏れていること)を感知すると遮断器(ブレーカー)を開く機能が付いたものです。普通の配線用遮断器は電路に過電流が流れると遮断器を開く機能しか付いていません。上の配線用図記号(開閉器・盤・呼出)の表で確認してください。

答え: ニ

inserted by FC2 system