端子台の接続方法(第二種電気工事士の技能試験対策)

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15.端子台の接続方法と接続手順

端子台とは、2本の電線を接続して中継する器具のことです。

端子台の接続方法は、ケーブルのシースと絶縁被覆をはぎ取って端子のネジで接続します。

第二種電気工事士の技能試験では端子台の結線は出題されやすいので結線できるようにしておいてください。

このページの目次

端子台って何ですか?

端子台

端子台とは、電線を端子に接続させ電気を中継させる為の器具です。

上の写真の端子台は3つ構成の端子台ですが、4つ、6つ、8つなどのいろいろな数の端子台があります。

電線を接続する接続方法は、差込形コネクタ圧着リングスリーブ接続がありますよね。

端子台も電線を接続する時に使われます。どこに使われているのかというと、制御盤、配電盤、分電盤のボックスの中で電線を接続する時に使われ、端子台に接続する時はネジで止めて配線します。

また、制御盤、配電盤、分電盤のボックスの中は狭いので端子台を使えば綺麗に1箇所にまとめて接続できますし、どこに接続したのか確認もやりやすいです。

普通、電線を接続する端子の構造がネジ止めになっている器具(ランプレセプタクルや露出形コンセントなど)の場合は、芯線(銅線)を輪に加工して取り付けないといけないのですが、端子台の場合は輪に加工する必要はありません。

銅線は、そのまままっすぐな状態で端子をネジ止めして取り付けてください。

それでは、電線を端子台へ接続する手順を説明していきます。

端子台の接続手順

端子台が何なのかわかったところで、次は、実際に端子台を使って芯線を接続してみましょう。

端子台の接続手順は、

  1. 電線の絶縁被覆をはぎ取る
  2. 電線の芯線の長さを調整する
  3. 端子に電線を取り付ける

の3ステップで接続できます。

端子台の接続は、芯線の長さを調整したら端子のネジを回して接続するだけなので難しい作業ではありません。

端子台の接続手順を紹介しますので技能試験の作業を行う時の参考に使ってください。

手順1.ケーブルのシースと絶縁被覆をはぎ取ります

端子台へ接続する為に必要な電線の長に切る

電線を端子台に接続する為に、電線のシース絶縁被覆を次で示す長さに切って準備を始めます。

  • 全体の加工する長さの目安:シースの長さを約5㎝切ります。
  • 加工する詳細は、芯線(銅線)の長さを約1.5㎝、絶縁被覆の長さを約3.5㎝にします。
    (銅線の正確な長さは、端子台への本付け時に調整してください。)

端子台に接続するケーブルをスケールを使って長さを加工することが普通ですが、ケーブルを端子台の長さにそろえると次のような感じになります。

端子台と調整した電線の長さを比べる

端子台を使ってケーブルを大体の長さに調節すれば作業時間は短縮できます。

手順2.端子台の端子のねじを締めつけます

端子台へ電線を接続

銅線の長さをペンチで切って適切な長さに調整して、端子の奥まで銅線を差しこんだら、ねじを締めつけて完成です。

端子台の端子に電線を接続する時の注意点は、銅線をすべて端子に差しこんでネジを締め付けるのではなく、銅線の根元が端子から2~3㎜程見えるようにして取り付けてください。

ですので、白色や黒色の絶縁被覆が端子に接触していたらいけません。絶縁被覆が端子に接触していたら減点されますよ。

作業が終わりましたら、軽く引っ張って電線が抜けないか、絶縁被覆が端子に接触していないか、もう一度確認してください。

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