第二種電気工事士の技能試験で使う指定工具の説明

第二種電気工事士

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~筆記・技能試験対策~電気が苦手というあなたへ~

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3.第二種電気工事士の技能試験で使う工具をそろえよう

第二種電気工事士の技能試験を受ける時は自分で指定工具を用意しなければいけません。

指定工具とは、ペンチ、ドライバ、電工ナイフ、スケール、ウォーターポンププライヤ、リングスリーブ用圧着工具のことです。

指定工具の値段と使い方を覚えて、ホームセンターやインターネットショップなどで揃えましょう。

このページの目次

技能試験に必要な工具とは

第二種電気工事士の筆記試験に無事合格しましたら、次のステップは技能試験を受ける為に工具をそろえなければいけません。

技能試験で使う工具は、最低限必要な工具とそれ以外の工具にわけられます。

最低限必要な工具とは指定工具といわれていて、これらの工具のみを使って技能試験に出題される図面通りに作品を作らなければいけません。

指定工具は、全部で次の6点があります。

  1. ペンチ
  2. ドライバー
  3. 電工ナイフ
  4. スケール
  5. ウォーターポンププライヤ
  6. リングスリーブ用圧着工具

ですので、技能試験を受ける予定の方は必ず試験会場へ指定工具を持参してください。

指定工具について技能試験当日に気をつけないといけないことがあります。これらの指定工具を試験会場へ向かう途中で工具を持っていないことに気がついたらどうしますか?

持って行くのを忘れてしまったから試験会場の隣の人に貸してもらおうと甘い考えをしていても、貸し借りは禁止になっていますので貸してもらえません。

貸してもらえないということは、技能試験に合格できない可能性がでてきます。そのようなことが起こらないように、家を出発する前に6つの工具を持ったのかしっかり確認してください。

このように、指定工具を持っていないと試験に合格できないことを覚えておいてください。

指定工具の6点の値段と使い方

第二種電気工事士の技能試験で使う指定工具の種類は、ペンチ、ドライバ、電工ナイフ、スケール、ウォーターポンププライヤ、リングスリーブ用圧着工具の計6点あります。

指定工具はどこで購入できるのかというと、家の近くのホームセンターでも販売していますし、ネットショッピングでも購入できます。

ホームセンターとネット通販の両方の値段を調べてきて、安い方のお店で買えばお得です。

工具を何も持っていない方は第二種電気工事士の技能試験用の6点がセットになった商品が値段が安くおすすめです。

それでは、6点の指定工具の値段と主とする使い方を紹介します。

1.ペンチ

ペンチ

値段:ホームセンターでは500円~2000円くらい

説明:露出形配線器具に結線する輪を作るときに使います。

2.ドライバ

ドライバ

値段:ホームセンターでは1本500円くらい

説明:ねじの締めつけや、埋め込み形配線器具の取り付け枠のフックの締め付けに使います。

3.電工ナイフ

電工ナイフ

値段:ホームセンターでは1000円~3000円くらい

説明:ケーブルや電線の外部被覆と絶縁被覆のはぎ取りに使います。刃先が汚れると切れ味が悪くなるので、使い終わったら布で拭いて手入れをしてください。

4.スケール

スケール

値段:ホームセンターでは100円~500円くらい

説明:メジャー(巻尺)ともいいます。ケーブルや電線などの長さを測る時に使います。

5.ウォーターポンププライヤ

ウォーターポンププライヤ

値段:ホームセンターでは500円~2000円くらい

説明:アウトレットボックスに使うロックナットやブッシング、ねじのねじ切りに使います。

6.リングスリーブ用圧着工具

リングスリーブ用圧着工具

値段:ホームセンターでは5000円くらい

説明:リングスリーブと電線の芯線との圧着に使います。

注意:リングスリーブ用の圧着工具は手で持つところが黄色なので他の圧着工具と間違えないようにしてください。つまり、手で握るところのグリップの色が黄色の圧着工具を使うこと。

おすすめの指定工具セット

工具の名称:HOZAN(ホーザン)DK-28 工具セット

説明:DK-28は、ペンチ、ドライバ、電工ナイフ、スケール、ウォーターポンププライヤ、リングスリーブ用圧着工具とケーブルストリッパーがセットになった商品です。単品で購入するよりもお値打ちかと思います。

指定工具以外で役に立つ工具

ワイヤーストリッパー

指定工具以外の工具でも電動工具でなかったら第二種電気工事士技能試験の試験会場に持ち込みは可能です。

以下に説明するケーブルストリッパーとワイヤーストリッパーの2つの工具は持っていると楽にケーブルや電線の被覆がはぎ取れるので作業の時間短縮ができるすぐれものです。

ケーブルストリッパー
値段:ホームセンターでは9000円くらい
説明:ケーブルのシース(外部被覆)と絶縁被覆をはぎとれます。
ワイヤーストリッパー
値段:ホームセンターでは2000円~3500円くらい
説明:電線の絶縁被覆をはぎとれます。

つまり、ケーブルストリッパーとワイヤーストリッパーは電動工具ではないので試験会場に持ち込みができます。

しかし、指定工具ではありませんので電工ペンチで被覆が簡単にはぎ取れる方は特に必要はありません。

電工ナイフでの作業が難しい方は使ってもらった方がスムーズに作業が進みます。

おすすめのケーブルストリッパー

工具の名称:HOZAN(ホーザン)P-958 VVFストリッパー

説明:VVFケーブルの外側のシース(外部被覆)と芯線の絶縁被覆の両方が剥けれる工具です。電工ナイフでの作業が不安定の方はケーブルストリッパーを使った方が試験合格に近づきます。

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