おすすめの候補問題の解答・工具・練習材料の紹介(第二種電気工事士の技能試験対策)

第二種電気工事士

初めて受ける第二種電気工事士

~筆記・技能試験対策~電気が苦手というあなたへ~

第二種電気工事士

2.第二種電気工事士の技能試験に合格する為の参考書・工具・練習材料を準備しよう

第二種電気工事士試験の技能を独学で勉強して合格するには、第二種電気工事士筆記試験用の参考書、作業工具、練習材料が必要になります。

したがって、本屋に行って第二種電気工事士技能試験用の参考書、ホームセンターへ行って工具と練習材料を探してきてください。

工業高校や専門学校で電気について学ばれ、複線図の描き方がわかり、工具や電線・器具の扱いに慣れている方は、すこし練習すればすぐに合格レベルに達すると思います。

参考書を見ても書いてある内容が理解できないという方は、通信教育を活用するといった勉強方法もあります。

このページの目次

第二種電気工事士の技能試験の説明

第二種電気工事士の技能試験の合格・不合格

第二種電気工事士の国家試験は、筆記試験に合格しただけでは免状を取得できないので、筆記試験に合格した後は日を改めて技能試験を受験することになります。

第二種電気工事士の技能試験とは、試験時に配布された配線図を読み取り、実際に作業工具を使って電材料を加工して、配線図通りの作品を完成させる試験のことです。

試験時に支給された電材料を配線図通りに作ることができたら技能試験に合格し免状が取得できます。

技能試験の勉強方法

技能試験に合格する為のコツは、工具を使って作業を始める前に電気配線図面の単線図を複線図に置き換える方法をマスターすることです。

複線図の描き方が理解できた方は、作業工具練習材料を用意して、工具の正しい使い方、電線と材料の加工方法を覚えてひたすら練習するしか勉強方法はありません。

ただやみくもに作業すればいいのではなく、どのようなことをすると減点対象になるのかも覚えなければなりません。

もちろん、技能試験時に配線図通りに作品を作ることができなかったら不合格となりますし、たとえ配線図通りに作ったとしても電線に深いキズがついていたり、リングスリーブ接続での圧着不良などがあっても不合格になるので慎重に作業を行ってください。

用意する作業工具

第二種電気工事士の技能試験は試験日に工具を貸してくれないので自分で工具を用意しなければいけません。

技能試験では、どのような作業工具を用意しなければいけないのかというと、

  1. ペンチ
  2. プラスドライバーとマイナスドライバー
  3. 電工ナイフ
  4. スケール
  5. ウォーターポンププライヤ
  6. リングスリーブ用圧着工具

の計6種類の工具です。

この6つの工具のことを指定工具といい、技能試験で支給された電材料を加工して作品を完成させる為に最低限必要となる工具です。
※指定工具は技能試験の練習でも使いますし、技能試験を受験する時にも使います。試験会場での工具の貸し借りは禁止されているので、技能試験当日は忘れずに持参しましょう。

自宅に上記の6つの工具がある方はその工具を使えば大丈夫ですし、自宅にない方は新たに購入しなければいけません。

どのようなグレードの工具を購入すればいいのかわからない方は、第二種電気工事士の技能試験用に工具一式がセットになっているものがインターネットショップで販売されていますので、自宅に工具がない方はセットになっているものを、自宅にいくつか工具がある方は足りないものをバラで購入することをおすすめします。

電工ナイフやリングスリーブ用圧着工具は特殊な工具ですが、ホームセンターでも普通に購入することができます。

技能試験の練習を開始する時に用意するものとは

第二種電気工事士の技能試験の練習を始めるには、

  1. 候補問題の解答
  2. 指定工具6点と必要に応じてケーブルストリッパー
  3. 電線と器具類などの練習材料

の計3点をそろえましょう。

電線の被覆をはぎ取る工具として指定工具の電工ナイフがありますが、電工ナイフの代わりにケーブルストリッパーという電線の外装シースと外装シースの内側の白色や黒色の絶縁被覆をはぎ取る大変役に立つ工具があります。

何回練習しても電工ナイフが上手に扱えない方はケーブルストリッパーを使うことを考えてみてください。
※昔、電線の被覆をはぎ取る練習している時に電工ナイフが上手に扱えなくて手を切って血が出ていた人がいました。

昔の技能試験は指定工具しか持ち込みは許されなかったのですが、現在の技能試験は電動工具以外の工具なら何でも持ち込み可能に変わっているので、ケーブルストリッパーを試験会場に持ち込んでいる方は大勢みえます。

それぞれの工具と練習材料は安い買い物ではありませんので、購入した後に後悔しないように慎重に選んでください。

以下では、私がおすすめする候補問題の参考書、指定工具、練習材料を紹介していますので購入時の参考にしてください。

技能試験対策に使うおすすめの候補問題の解答

いくつかある中で私がいいと思った第二種電気工事士の技能試験用の候補問題の解答を2冊と複線図の描き方が大の苦手という方に複線図の参考書を1冊紹介します。技能試験対策に使うと勉強がはかどるおすすめの参考書です。

おすすめの候補問題の解答1

本の名前:ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験すい~っと合格(2024年版)

説明:本の価格は少し高めですが作業手順が収録されたDVDの動画が付属しているので技能試験対策にバッチリです!

手先が器用な方なら、この参考書を使って公表問題を1カ月間みっちり練習すれば独学でも合格レベルに達します。

おすすめの候補問題の解答2

本の名前:第二種電気工事士技能試験公表問題の合格解答(2024年版)

説明:本の価格は安めですが技能試験合格に必要な公表問題の解き方はすべて書いてあります。テキストのみで十分という方はこの参考書がおすすめです。

おすすめの複線図の描き方

本の名前:DVDですっきり明解!! 第二種電気工事士試験 複線図 書き方トレーニング実践

説明:中古品しかありません。単線図を複線図に書き換えることが苦手な方にぜひ読んでもらいたい参考書です。技能試験合格の第一ポイントは単線図を複線図に書き換えれるかどうかです。本にDVDが付いていますので何も知識がない方でもとてもわかりやすい内容です。

技能試験対策に使うおすすめの指定工具

いくつかある工具の中で第二種電気工事士の技能試験対策に使うと作業がはかどるおすすめの工具を2つ紹介します。

技能試験中は工具の貸し借りは禁止されていますので必ず用意してください。

おすすめの工具セット

工具の名称:HOZAN(ホーザン)DK-28 工具セット

説明:DK-18はDK-28へ新しくなりました。DK-28は、指定工具(ペンチ、ドライバー、電工ナイフ、スケール、ウォーターポンププライヤ、リングスリーブ用圧着工具)とケーブルストリッパーがセットになった商品です。手元に技能試験で使う工具が何もない人は、単品でバラバラに購入して揃えるよりもこちらの工具セットの方が値段はお得だと思います。

おすすめの工具(ケーブルストリッパー)

工具の名称:HOZAN(ホーザン)P-958 VVFストリッパー

説明:VVFケーブルの外側のシースと芯線の絶縁被覆の両方が剥けれる工具です。電工ナイフが上手に扱えない方におすすめです。

なお、ケーブルストリッパーを使うメリットは、電工ナイフを使うよりも被覆をはぎ取る時間が断然早くどなたでもケガなく簡単に扱えることですので、電工ナイフの扱いに慣れている方は必要ありません。

技能試験対策に使うおすすめの練習材料

いくつかある練習材料の中で第二種電気工事士の技能試験対策に使うと作業がはかどるおすすめの練習材料を2種類紹介します。

なお、練習材料はセット商品を購入しなくてもホームセンターでバラ売りしているものを1つずつ買い集めても揃えることができます。

おすすめの電線と材料1

商品の名称:モズシリーズ 第二種電気工事士技能試験練習用材料 電線・器具Wセット(2024年度)

説明:候補問題の作業練習用として使う電線と材料のセット商品です。技能試験の練習に必要な電材料はすべて入っていますが、公表問題の解答はありませんので、技能試験の公表問題の解説がしてある参考書を別途用意しましょう。
※練習をたくさんしてケーブルが足りなくなったら、お住まいの近くのホームセンターでもケーブルは売っていますので買い足してください。

おすすめの電線と材料2

商品の名称:ホーザン(HOZAN) 第二種電気工事士技能試験 練習用部材 DK-51 1回セット ハンドブック付(2024年度)

説明:電線と材料の他に、候補問題のA5サイズの解説テキストがセットになった商品です。候補問題の解説テキストはわかりやすく丁寧に説明されているので、1人で練習するのが不安な方におすすめです。

筆記・技能試験対策に活用できるおすすめの通信講座

電気のことなんて全く知識がないから独学で勉強するなんてできないと悩まれている方は、ユーキャンの通信講座の第二種電気工事士講座がおすすめです。

第二種電気工事士試験は筆記と技能に分かれていますが、ユーキャンの第二種電気工事士講座は筆記と技能の両方をカバーしていて効率よく勉強ができます。

学習期間は筆記と技能を合わせて約8カ月間で、合格に必要な教材は講座にすべて含まれています。
※技能試験で使う工具は含まれていませんので各自で購入してください。

ですので、自分で本屋に行ってわかりやすい参考書を選んだり、技能試験ではホームセンターなどで材料を選んで購入する手間が省け勉強に集中できます。

独学では理解できない問題がでてくることもありますが、講座には課題の添削がありますので自分の弱点が克服できますし、過去3回分の過去問題の解説もありますので実際の試験問題に慣れることもできます。

電気のことはわかるという方は筆記試験は独学で勉強して、技能試験だけ通信講座を受講するという活用方法もあります。
※技能試験のコースのみの場合は学習期間は約3カ月間で、練習材料はもちろん講座に含まれています。

電気のことはよくわからない方、勉強がさぼりがちになる方、何回受験しても合格できない方は通信講座で勉強することも考えてみてください。

通信講座が気になる方は、まずは、ユーキャンのホームページや資料請求で講座の内容を確認してみてください。

ユーキャンの第二種電気工事士講座の概要
教材形式:メインテキストと副教材(DVDなど)を使った通信教材
学習レベル:電気の初心者
対応科目:本科コース(筆記試験と技能試験)、技能試験コース(技能試験のみ)
学習方法:メインテキストと副教材を使って学習し添削テストや課題を提出し合格に必要な力をつけます。
学習期間:本科コース(約8カ月)、技能試験コース(約3カ月)
料金:本科コース(63000円)、技能試験コース(39000円)

ユーキャンの公式サイト

スポンサーリンク
inserted by FC2 system