第二種電気工事士の筆記試験・技能試験に合格するためのコツ

第二種電気工事士

初めて受ける第二種電気工事士

~筆記・技能試験対策~電気が苦手というあなたへ~

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4.筆記試験・技能試験に合格するコツ

第二種電気工事士の試験は、筆記試験と技能試験があります。

筆記試験に合格するには、過去問題集を勉強するこがおすすめです。

技能試験に合格するには、技能試験候補問題を勉強することがおすすめです。

試験の勉強時間は、3~6カ月くらいを目安にして始めてください。

このページの目次

筆記試験合格のコツ

第二種電気工事士の筆記試験と技能試験に合格するコツ

第二種電気工事士の筆記試験に合格するには勉強することが最短の道です。

試験勉強をする方法は主に次のような3種類があります。

  1. 学科の参考書のみを使って勉強する。
  2. 過去問題集のみを使って勉強する。
  3. 学科の参考書と過去問題集の両方を使って勉強する。

筆記試験を完璧に合格する一番おすすめの方法は、参考書と過去問題集を使う方法です。参考書に書かれているすべてのページの内容を覚えて、参考書と過去問題集を照らし合わせながら問題を解いて勉強を進めていくと確実に試験に合格できます。勉強期間としては3ヶ月~6ヶ月位を目安にしてください。

次におすすめな方法は、過去問題集のみを使う方法です。特に過去問題の中の最近から3年ぐらいの間に出題された過去問題をすべて解けれるようにすることです。毎回の試験は同じような問題が出題されますので、とにかく過去問題を入手してひたすら問題を解いて力をつけてください。勉強期間としては2ヶ月位を目安にしてください。

どの勉強方法にしても過去問題集を使った方がいいと思います。ただそれだけの作業を行えば、どのような問題が出題されるのかという傾向がわかりますし、出題されにくいところを勉強しなくてよくなりますので時間が有効に使えます。

参考書で勉強する暇がない方、効率よく勉強したい方、勉強が思うようにはかどらないという方は、過去問題を最低でも3年分に目を通していれば合格ラインまで到達することができますので、過去問題を中心に問題を解く形に勉強スタイルを変更することをお勧めします。

筆記試験の合格ライン

筆記試験の内容は、電気理論、配電理論、法令、配線図などが全部で50問出題され試験時間は2時間です。

合格ラインは、正解数が出題数の60%以上求められますので、50問中30問以上正解すると合格ラインに達します。

つまり、筆記試験の合格ラインは6割の正解があればいいので、過去問題を一通り勉強してみて、苦手な分野は手をつけなくても構いませんし、得意分野だけを集中して力を入れて勉強しても構いませんので、30問正解できるように対策をしてください。

また、1問あたり2分から2分30秒で解いていかなければ時間切れになってしまいますが、問題の解答方式は4つの答えから1つを選び出すマークシート方式ですので、わからない問題でもどれかにマークすれば正解する確率が望めますし、第二種電気工事士の試験会場には電卓を持ち込んだらいけませんので、計算問題ならおおざっぱに計算して数字が近い答えをマークすればよいというマークシートのメリットを活かして問題を解答してください。

技能試験合格のコツ

技能試験には、技能試験候補問題と言って、一般財団法人電気技術者試験センターが毎年1月に技能試験問題を13問公開しています。

実際の技能試験には、この13問の中からどれか1問が出題されることになりますので、この13問をしっかり試験対策していれば試験に合格することができます。

技能試験の勉強方法は、技能試験の図面は単線図で出題されますので、机上で単線図を複線図に置き換える練習をしてください。

図面を一通り複線図に変えることができましたら、後はひたすら電線の被覆の剥き方、レセプタクルの接続の仕方、電線の圧着作業などの作品を作る練習をしてください。

基礎から勉強したいという人は、講習会や講座を受講した方がいいかも知れませんが、無理に高いお金を出して受講しなくても試験に合格できますので安心してください。

工具に触れたことがない方は初めは作業に戸惑うと思いますが、何回でも練習していれば慣れてきますので心配しなくても大丈夫です。

試験前日は、持ち物に忘れ物がないか確かめて睡眠はしっかり取りましょう。技能試験で特に注意することは、自分の指定工具を試験会場に持参しなければいけませんので忘れずに準備してください。

筆記試験と技能試験の合格に必要なもの

筆記試験と技能試験の勉強でそれぞれ必要なものが違います。必要なものを以下に紹介しますので参考にしてください。

筆記試験合格に必要な勉強道具
過去問題3年分
筆記試験用の参考書
計算問題を解く時は算数・数学の基礎知識
技能試験合格に必要な練習材料や工具
技能試験用の参考書
練習用の材料一式(セット売りしているのがおすすめ)
指定工具(ペンチ、ドライバ、電工ナイフ、プライヤ、スケール、リングスリーブ圧着工具)、その他持ていれば役に立つものとしてワイヤーストリッパーなどの電線の被覆をむく工具

筆記試験の参考書と技能試験の参考書は家の近くの本屋さんで購入できますし、技能試験を練習するための電線や器具などはホームセンターやインターネットで購入できます。

あとは、一番必要なものは、あなたのやる気です。

過去問題と過去問題の答えは、一般財団法人電気技術者試験センター のホームページからダウンロードできます。

計算問題の解き方は、平成21年度からの過去問の解き方と答えをご覧になってください。

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